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生活習慣病検査

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生活習慣病検査内容

総蛋白[TP]
アルブミン[ALB]

どんな検査? 総蛋白はアルブミンとグロブリンの総量を量ります。
何がわかるの? 栄養障害(蛋白質が十分吸収されていないか、臓器の機能障害で漏れ出ているなど)を知る目安となります。低くなればなるほど、肝臓や腎臓に何らかの障害があることが疑われます。
脱水状態になると血液が濃縮され高値に出ます。

A/G比[アルブミン/グロブリン比]

どんな検査? 蛋白成分のアルブミンとグロブリンの比率を計算で出します。総蛋白とアルブミンを測定し、「総蛋白−アルブミン=グロブリン」からグロブリンを求め、計算します。
何がわかるの? アルブミンが減ると、肝臓や腎臓に何らかの障害がある事が疑われます。ある種のグロブリンが増えると、肝硬変や膠原病、多発性骨髄腫などが疑われます。

総ビリルビン[T-BIL]

どんな検査? 使い終わった赤血球が、肝臓で分解されて出来る胆汁の主な色素であるビリルビンを測ります。
何がわかるの? 肝臓機能障害や胆石などの胆汁の通り道がふさがれると、血液中にビリルビンが多くなり、黄色胆となります。飲酒や運動に影響されやすい酵素です。

GOT(AST)

どんな検査? アミノ酸の製造を助ける酵素。肝臓の細胞、心臓の細胞の中に多く含まれ、臓器の機能障害等で血中に増えてくる酵素(GOT:AST)を測ります。
何がわかるの? この酵素が高値の場合、肝臓病(急性・慢性肝炎・脂肪肝など)や心臓(特に心筋梗塞)機能障害などが疑われます。飲酒や運動に影響されやすい酵素です。

GPT(ALT)

どんな検査? アミノ酸の製造を助ける酵素。肝臓に多く含まれ、肝臓機能障害などで血中に増えてくる酵素(GPT:ALT)を測ります。
何がわかるの? この酵素が高値の場合、肝臓病(急性・慢性肝炎・脂肪肝、アルコール性肝炎など)が疑われます。GOTと同様、飲酒や運動に影響されやすい酵素です。

γ−GTP[ガンマGTP]

どんな検査? アルコールに敏感な酵素で、分泌や吸収の盛んな細胞(腎尿細管・毛細胆管・膵臓・肝細胞)に存在しています。血中のγ-GTPを測定します。
何がわかるの? 主に高値の場合、特に肝疾患(脂肪肝、アルコール性肝炎、胆嚢癌)や胆道系の疾患を反映します。

ALP[アルカリフォスファターゼ]

どんな検査? 肝臓、骨、胆管、小腸粘膜などに多い酵素で、機能障害で血中に出てきた酵素(ALP)を測定します。GOTやGPTと同時に測ることが多い。
何がわかるの? GOTやGPTと同時に高値の場合、肝疾患や胆道系の疾患が疑われます。ALPだけが高値の場合、骨の病気が疑われます。骨の成長期は高値傾向になります。

アミラーゼ[AMY]

どんな検査? 膵臓や唾液に多く含まれている酵素で、血中の酵素(AMY)を測定します。
何がわかるの? 高値の場合、急性・慢性膵炎、膵臓癌、耳下腺炎が疑われます。膵炎は暴飲や油物の取りすぎで膵臓に負担が罹ります。また、膵臓は弱い臓器で、一度ダメージを受けると回復しずらいと言われています。

尿素窒素[BUN]

どんな検査? 蛋白質の代謝産物として肝臓で合成されて血中に送り出され、腎臓で濾過され、一部は再吸収され、残りは尿として排泄されます。血清でのBUNは、血中の尿素中の窒素量を測定します。尿でも測れます。
何がわかるの? 高値の場合、慢性腎炎、腎不全、他の尿路系疾患や脱水症状などが疑われます。血圧や糖尿病の合併症でも腎機能障害が起こり易い。

クレアチニン[CRE]

どんな検査? 筋肉収縮時のエネルギー源であるクレアチニンの代謝産物として血中クレアチニンを測定します。
何がわかるの? 高値の場合、慢性腎炎、腎不全が疑われます。クレアチニンの値が高ければ高いほど腎臓機能障害が重い。

尿酸[UA]

どんな検査? 肉やレバーや魚の内臓に多く含まれるプリン体が分解された副産物である尿酸を測定します。通常は腎臓で一部再吸収され、残りは尿中に排泄されます。
何がわかるの? 高値の場合、高尿酸血症や痛風が疑われます。アルコールの摂取や激しい運動でも生産過剰になり、血中の尿酸値が高くなります。

総コレステロール[T-CHO]

どんな検査? 肝臓で合成されていて、細胞の膜成分・ステロイドホルモンや胆汁酸の成分として重要な役割を果たしています。血中に放出された、脂肪酸を持っているコレステロールと持っていない遊離型のものの総量として総コレステロールを測定します。
何がわかるの? 高値になると高脂血症、動脈硬化、糖尿病が疑われると同時に、これからの病気の原因になります。

HDLコレステロール[HDL-C]

どんな検査? 抹消の組織や血管内に溜まったコレステロールを取り除き、肝臓へ送り返す重要な役割を果たしているコレステロールで、善玉コレステロールと言われています。血中のHDLコレステロールを測ります。
何がわかるの? 低値の場合、本来の役割が果たせなくなるため、動脈硬化、糖尿病、高血圧症、心筋梗塞が疑われます。喫煙・肥満・運動不足などが下げる原因と言われています。

LDLコレステロール[LDL-C]

どんな検査? コレステロールの代謝の調節に必要ですが、変性・酸化したLDLは血管に沈着し易く、悪玉コレステロールと言われています。血中のLDLコレステロールを測ります。
何がわかるの? 特に高値の場合、動脈硬化症の危険因子として重要です。

中性脂肪[トリグリセライド:TG]

どんな検査? 主要な脂質成分で、肝臓で脂肪酸や糖質から合成され、血中に放出された中性脂肪を測定します。
何がわかるの? 高値の場合、高脂血症、肥満、脂肪肝、シンドロームXが疑われます。溜まりすぎると動脈硬化が促進されます。シンドロームXとは肥満、高中性脂肪、高血圧、低HDL、高インスリン血症など全てを伴った症候群のこと。

カルシウム[Ca]

どんな検査? 生体内のカルシウムの99%は骨・歯に含まれています。血液中(血清カルシウム)には0.1%程しか含まれていませんが、細胞膜機能、ホルモン代謝、神経・筋の興奮など重要な役割を果たしています。血中のカルシウムは、約50%が蛋白(アルブミン)と結合したものとイオン化カルシウムとして存在しており、検査では蛋白(アルブミン)と結合したカルシウムを測ります。生理的に重要なのはイオン化カルシウムです。
何がわかるの? 高値の場合は、甲状腺機能亢進症や悪性腫瘍などが疑われます。低値の場合は、骨疾患や腎機能障害が疑われます。特に低値で女性高齢者の場合、骨粗鬆症の危険性が疑われます。

血糖[グルコース:GLU]

どんな検査? 血中のグルコースは肝臓などでの産生量と脳や筋肉などで消費されるバランスが大切です。過剰の分は膵臓から分泌されるインスリンで抑制されています。検査ではグルコースを測定します。
何がわかるの? 高値の場合、糖尿病、膵臓疾患などが疑われます。低値の場合、肝疾患や下垂体機能の低下などが疑われます。

血清鉄[Fe]

どんな検査? 血清鉄とは、鉄を運ぶトランスフェリンと言う蛋白と、血漿中で結合している鉄の事で、血清中の鉄を測ります。また、病院などでは、このトランスフェリンの量を、どれくらいの鉄量と結合できるかの鉄結合能力に比例している総鉄結合能(TIBC)や、結合していない不飽和鉄結合能(UIBC)として表されています。また、血清鉄の値には、日内変動があり、朝方には高く、夕方には低くなり、採血時間が検査に影響します。
何がわかるの? 主に鉄は、赤血球(ヘモグロビン鉄)、肝臓(貯蔵鉄)に存在しますので、貧血や肝障害の検査に有用です。また、他の病気に伴う貧血などにも有用です。
低値の場合、鉄欠乏症貧血、慢性関節リウマチ、悪性腫瘍など。高値の場合、再生不良性貧血、溶血性貧血、鉄過剰症、肝炎、肝硬変、慢性アルコール中毒などが疑われます。

尿蛋白

どんな検査? 尿中蛋白のアルブミンのみを測定します。尿蛋白は健常人でも少量含まれていますが、このような定性検査では検出されません。
結果は、検出量に応じて「−・+・2+・3+・4+」で表されます。
何がわかるの? 特に「2+以上」は、腎機能障害が疑われますが、生理的蛋白尿として激しい運動や発熱などで検出される事があります。

尿糖

どんな検査? 尿中のブドウ糖を測定します。尿中の糖は、ほとんどが腎臓で再吸収されますが、一定の閾値(しきいち)を超えると再吸収がされずに尿中に排泄されます。結果は、検出量に応じて「−・+・2+・3+・4+」で表されます。
何がわかるの? 特に「2+以上」は、糖尿病が疑われます。

尿潜血

どんな検査? 尿中に漏れ出てきた赤血球が、壊れていないで存在している場合と、尿中の赤血球が壊れて赤血球に含まれていたヘモグロビンを検出した場合と、二つのパターンで観察します。結果は、どちらが出ても検出量に応じて「−・+・2+・3+」で表されます。
何がわかるの? 一般に血尿と言われますが、潜血が陽性でも血尿ではない場合もあります。病気は主に泌尿器系の病気が疑われますが、それ以外の病気や激しい運動や、ストレスなどでも出る事があります。