用語集 関連用語

感染源
感染を起こす微生物が由来する源となるものを「感染源」と言います。
「何から」、「どこから」が感染源となります。「ナニが原因で」の原因が、病原性微生物です。

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感染経路
感染が伝染する様式を言います。感染様式には、接触感染・空気感染・垂直感染や媒介による感染などがあります。特に接触感染≠ナある性感染症は、性行為によって起こる感染の代表ですが、垂直感染≠ネどは、性行為などにより感染している母体が子供に感染させてしまう場合を示します。胎内での感染や、出産時に産道(子宮や膣)で感染したり母乳で感染する事もあります。
空気感染≠ヘ、病原微生物によっては起こりえますが、性感染症ではほとんどありません。またハエや蚊などを媒介しての性感染症の感染はありません。                                しかし、疥癬(ヒゼンダニ)やケジラミによる感染症は性感染症の仲間ですが、性行為以外でも感染する代表です。

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潜伏期間
一般的に感染してから症状が出るまでを言います。しかし、HIVのように初期症状が出てからさらに長期間に潜伏するものや、完治したつもりでも体内に住み着き潜伏し続け、持続感染をするものなどがあります。その期間は、感染する病原体の種類や個人により違いが有ります。

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キャリアー
保菌者の事で、症状が無くても病原体が陽性反応を示す状態をいいますが、本人も気が付いていない事が問題となります。言い換えればキャリアの人が自分自身が感染源である事が認識されにくいのです。
病原体を排除しきれない持続感染(慢性感染状態)や潜伏感染もキャリアが抱える悩みです。
B型肝炎ウイルスのアジア地区でのキャリアは2億2千万人と言われています。

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性的接触
直接性交だけではなく、性行為の前哨戦(前為)も含めます。オーラルセックス、ペッティングやディープキス、アナルセックスや性玩具の使用などがあります。どれもが感染の可能性が大です。

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感染機会
日常の生活(社会生活・性生活も含め)の中に、どこにでも感染機会があると言ってもいいでしょう。感染機会とは、相手が性感染症かもしれない可能性があるということです。しかし、性感染症に関してはある程度予測が立ちます。不特定多数との性的接触、歓楽街で性的接触がある場合などです。

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オーラルセックス
口腔性交(フェラチオやクンニリングス)の事を言います。男性が淋菌やクラミジアに感染していると、口腔性交により女性の扁桃炎や咽頭炎の原因となります。その逆もあり、男性の尿道炎の原因にもなります。
セックスまで至らなくても、歓楽街でのディープキスにも御注意!

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輸血
怪我や病気でやむなく輸血せざるを得ない場合、本人の意思とは関係なく輸血される事が多い。
感染症よりも救急救命が優先される為ですが、その場で人から人へ、あるいはオペ室で血液製剤を用いる場合など感染の可能性があります。人から人への場合は、血液型の検査が優先され感染症の有無を調べる時間が無い場合も多い。血液製剤は、昔と違い献血から製造過程まで厳密な管理と検査が繰り返され、ほとんど感染の可能性はありません。

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入れ墨
針で皮膚に穴を開け色素を流し込むため、必ず出血を伴います。入れ墨をされる人が性感染症に罹っていると、使用する器具(針)が血液で汚染されます。十分に消毒しないで使いまわすと感染を広げる事になります。ピアスや注射器の使いまわしも同じ感染原理で、似たような感染経路です。
常に出血を伴う行為の場合、性行以外でも感染の可能性があります。

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ピンポン感染
お互いに移し、移されを繰り返す事を言います。特定のパートナーの場合、片方だけが治療をしても意味がありません。また、大切な事は完治するまでセックスは禁止しなければならないことです。
不特定の相手の場合は、ピンポンどころではありません。サッカー状態?

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初尿
起床後、最初の尿をいいます。尿道に繁殖した病原体を、初尿(出はじめの尿)で洗い出すように採取したもので検査をします。
初尿を捨ててしまった場合、尿道の病原体が洗い出されてしまうため、再び繁殖するまで2時間ほど時間をおいて、再度採取しなければなりません。

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