用語集 症状


自覚症状
身体について、普段との違いや異常の徴候(サイン)を自分の感覚で自覚したものを自覚症状と言います。また、自分では気が付かず他人が気付く場合もあり、この場合、他覚的症状と言います。
人の身体は、病気になる前には何らかの情報を伝えようとしています。重病になるSOSかも知れません。

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発赤(ほっせき)
発疹の種類の一つ。皮膚面にあるもので皮膚粘膜の色調(赤色)の変化を言い、原因は毛細血管の一時的な充血や拡張で起ります。限られた範囲の皮膚の発赤を紅斑と呼びます。

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丘疹(きゅうしん)
発疹の種類の一つで、皮膚面から盛り上がったニキビ状や、蚊に刺されてプクッと盛り上がった状態を言います。小さな丘疹は、ダニに噛まれても見られます。
風疹や梅毒の時にも起り、丘疹が全身にあるか、そのすそ野部分の状態などが観察され診断に役立てます。

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水泡
発疹の種類の一つで、皮膚面から盛り上がった水ぶくれ状態を言います。中に膿があれば膿泡と言い、血液が充満すると血泡とは言わず「血豆」と言われます。しかし、血豆は怪我で多く、病気ではおきません。日焼けの後の水泡は病気ではありません。口唇ヘルペスなどで出来る口元の水泡や膿泡にはヘルペスウイルスがいっぱいです。感染しますので要注意です。

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ビラン=潰瘍(かいよう)
皮膚や粘膜細胞が死んで、傷や炎症部分がジクジクしている状態で、粘膜や皮膚の深さによりビランあるいは、潰瘍と言われています。その部分が浅い場合ビランと言っています。

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白苔状(はくたいじょう)
カンジダやレンサ球菌などの感染でみられる症状の一つで、白いチーズのような苔(コケ)状のものを言います。常在菌の一つでもあるカンジダでは、性感染症での生殖器症状以外に、舌や爪などでも見られます。色も褐色や黒の場合があります。

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瘢痕(はんこん)
傷跡やニキビ跡状態を言います。怪我や感染症などで皮膚などが傷つくと、身体が一生懸命修復しようとします。正常な組織は壊れても、そこは線維性の硬い結合組織に代わり、修復が完了します。
このような状態を瘢痕と言います。火傷の瘢痕をケロイドと言います。

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発疹(ほっしん)
皮膚に現れる肉眼で観察できる変化を発疹(皮診)と言います。皮膚の変化が特殊な配列や経過を示すもので、皮膚面にあるもの、皮膚面から盛り上がるもの、皮膚面からへこんでいるもの、カサブタのように発疹の上に乗っているものなど、色や状態で分けられています。

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嘔吐(おうと)
胃の内容物を、食道を通って口から強制的に吐き出させる運動の事を言います。嘔吐は、延髄にある嘔吐中枢の刺激によって起ります。内臓からは色んな神経を経由し舌咽神経、目からは視神経、臭いからは嗅覚神経などが嘔吐中枢を刺激して起ります。肉眼的にも血液が混じっている場合は、吐血(とけつ)と言います。

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吐気(はきけ)= 悪心(おしん)
嘔吐の前に咽頭や心臓部分に起る不快感(気持ち悪い)を言いますが、必ずしも嘔吐するとは限りません。はきけは消化器系の病気で多く見られる症状の一つです。吐気と嘔吐は、原因や原因疾患で共通に起ります。

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下腹痛
下腹部はヘソから下の大腸部分と泌尿生殖器部分を言います。女性の場合、生理通に似た痛みが周辺に起ります。

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黄疸(おうだん)
黄疸とは、皮膚や粘膜が黄色くなる症状で、病名ではありません。原因は、血液中に生体の色素成分のビリルビンが増加し、症状で出たときに黄疸と言います。黄疸の出る病気には肝臓の病気や赤血球が壊れ易い病気や、ビリルビンが胆汁となり、それが流れ出る管が詰まるような病気があると行き場がなくなり血中に大量に漏れ出てきます。
ミカンの食べすぎで手足や顔が黄色になっても、黄疸とは言いません。

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不正出血
主に女性の症状として用いられています。出血は、血管が破れて起りますが、破れ易い状況になっているのが、何らかの病気が原因と考えられます。感染症などでの出血は、卵管・子宮・膣などの粘膜やその下を流れている毛細血管が病原体に侵され、血液が漏れ出てくる状態を不正出血と言います。
通常人の身体は、止血機能(凝固機能)が正常に働いていると多少の傷は修復されます。
この機能が十分果たせなかったり、血液中の血小板の働きに異常がありますと、全身的に出血傾向が現れます。

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全身倦怠感(ぜんしんけんたいかん)
身体的、精神的に感じる「だるさ」の事です。やる気力が出ないのはただ無気力で、精神的なもの。
だるいとか、疲れ易いという症状は、多くの病気のはじめに見られる症状です。これだけで特定の病気を見つける事は大変です。「だるさ」以外の自覚症状を探し、鑑別に役立てます。
他の症状に気が付かず、欝病か神経症で片付けると大変です。

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